宗像漁協協同組合
宗像漁協について 概要・沿革

アワビ稚貝放流事業

 昭和48年から、根付資源(アワビ・サザエ等)の増殖を目的に天然石の魚礁造りに取り組むと共に、アワビの稚貝放流事業を行っております。また、大島にあるアワビ中間育成施設において、10mmほどのアワビ稚貝を約30mmの大きさまで育成し放流するなど、より効果的に生態数の保存・増加を図る活動を行っております。

トラフグ稚魚放流事業

宗像漁協鐘崎本所では毎年夏、トラフグやヒラメの稚魚などの放流活動を行っております。

Q:どうしてそのような活動をしているの?
A:トラフグ資源、ヒラメ資源の回復のためです。稚魚放流により、安定した漁獲が期待できます。

Q:具体的には、どのようなことをするの?
A:(トラフグ)鐘崎にある 公益財団法人ふくおか豊かな海づくり協会 や民間業者から、全長3~7cmのトラフグ稚魚を約40~50万尾を購入し、毎年夏の時期に福岡湾口部から海に放流します。その後、成長したトラフグは、翌冬から約1kgサイズから捕獲され、フグで有名な下関の南風泊(はえどまり)市場や大阪・東京といった都市部の高級料亭などを中心に出荷されます。

トラフグ稚魚放流事業1

▲(財)福岡県栽培漁業公社の水槽です。この大きな水槽の中で放流できる大きさに育つまで大事に育成されます。

トラフグ稚魚放流事業2

▲近くから水槽を見ると沢山のトラフグの稚魚が泳いでいるのがわかります。

トラフグ稚魚放流事業3

▲全長約7センチまで成長したらいよいよ放流です。

磯根保全事業

福岡県環境・生態系保全対策地域協議会が策定した地域活動指針に基づく活動を通じて、宗像地区に存する藻場の地域資源の維持・回復を図っています。具体的には、食害生物(ガンガゼなどのウニ類)の駆除や母藻の設置、岩盤清掃といった活動を行っています。

▲ ガンガゼ駆除作業の様子 ▲

▲ 岩盤清掃作業の様子 ▲